政府がきょう公表した2022年度の「食料・農業・農村白書」ではロシアによるウクライナ侵攻などをうけて初めて“食料安全保障の強化"が特集されました。
白書によりますと気候変動による不作や世界的な人口増加、ロシアのウクライナ侵攻などを背景に小麦やとうもろこしなどの穀物が国際的に高騰。
去年の農産物の輸入額は前の年より31.2%増え、9兆2402億円となりました。
さらに、急速な円安も重なり、輸入に頼ってきた家畜のえさ=配合飼料や肥料の価格も大きく上昇。
農業や畜産の経営を圧迫していると指摘しています。
国内の農業経営の良し悪しを示す2022年の「農業景況DI」は1996年の調査開始以来最低となったほか、農業分野の倒産件数は75件と過去10年で番目に高い水準になっています。
一方で、農産物を販売する際に半数以上の生産者が生産コストの上昇分をまったく価格転嫁できていないとし、白書では農業経営を続けるためにも適切に価格転嫁できる仕組みづくりを指摘しています。
また、食料安全保障を強化するため輸入に頼ってきた小麦や大豆などの国内生産量を増やすとともに、稲わらを家畜のえさにしたり下水汚泥を肥料として使ったりして過度に特定の国からの輸入に依存する構造から脱却する必要性を強調しました
注目の記事
高市自民の圧勝の陰で…衆議院選挙「歓喜と悲嘆」政治家たちの意外な“本音”と惨敗・中道の皮肉 “消費税ゼロ”の向かう先とは【edge23】

中学2年生の娘を事故で亡くし...「車のフレームにぶつけた、たった1か所の傷。それが致命傷でした」母親が語る「命の尊さ」【前編】

【札幌タイヤ脱落事故】父親が語る加害者への憤り 52歳男は執行猶予中に無免許運転で逮捕 裏切られた裁判所の温情と、終わらない家族の苦しみ 当時4歳の娘は意識不明のまま

住宅街脅かす“不明管”…40年放置の責任はどこに? 「富山県は間に何もはいっていない」消えた公社が残した“負の遺産”に市も県も把握せず

東北730% 北海道420% 花粉が去年より大量? 飛散ピークに現れる“おぞましい虹”の正体

血液不足の危機 若者の「献血離れ」はなぜ起きたのか?30年で激減した『最初の一歩』と消えゆく学校献血









