桃やサクランボの栽培が盛んな山梨県南アルプス市では去年、23件の果物の盗難被害が発生しました。
こうした盗難を防ごうと警察とJAなどが連携して農家や市民に注意を呼びかける活動を行ないました。

啓発活動は南アルプス警察署とJA南アルプス市などが合同で実施し、出発式のあと、約50人の参加者が3つの班に分かれ、南アルプス市内を巡回しました。

このうちサクランボが収穫期を迎えた畑や果樹園では、防犯カメラやセンサーライトの設置など、盗難防止策をまとめたチラシを配り、注意を促しました。

また食品スーパーでは買い物客に対し、畑の周りで不審な人や車両を目撃した時の情報提供への協力を求めました。

JAによりますと去年、南アルプス市内では23件の果物の盗難被害が発生していて、警察などは10月まで夜間を中心にパトロールをして、警戒にあたります。