各地の地震に関連は? 3人の専門家の見解

各地で頻発している地震に関連があるのか、3人の専門家に聞きました。
≪関連なし≫
名古屋大学大学院 地震火山研究センター 山岡耕春教授
「多く地震が起きているため、関係があるように思うが、ないだろう。
今のところ巨大地震との関連も考えられない。」
≪関連なし≫
筑波大学 八木勇治教授
「5月に地震が多いのはたまたま重なっただけ。
各々距離が離れていて、規模的にも影響を及ぼしていないのでは。発生のメカニズムも違う。」
一方で、関連があるとしたのは、東京大学の笠原名誉教授です。

≪関連あり≫
東京大学 笠原順三名誉教授
「全てが関連あるわけではないが、フィリピン海プレートに沿った千葉、新島・神津島近海、トカラ列島近海の地震は関連がある可能性も…。
太平洋プレートがフィリピン海プレートを押し、「ひずみ」が生まれているため。」

日本列島周辺には、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートがあります。
コメンテーター 伊藤聡子:
東日本大震災で大きな地震があったので、隣り合っていれば何らかの影響を及ぼしてもおかしくないかなと、素人考えに思ってしまうところがある。
そう考えると、(伊豆諸島の地震などは)確かにフィリピン海プレートの境目で起きてるかなって。ちょっと怖いなと思ってしまいますね。

筑波大学 八木勇治教授:
(最近の地震は)距離が離れていて、また発生するメカニズムも違いますので、これが何か大きな地震の前触れとか準備過程とか、そういう兆候は全くないと考えています。