富山県が運営する「心の健康センター」が、精神科への通院医療費に関する書類6人分を通院先ではない別の医療機関に誤送付していたことが24日わかりました。センターは、個人情報の漏洩などは確認されていないとしています。
誤送付されたのは、精神疾患のある患者が医療費の公費負担を受けるために必要な、富山県の「自立支援医療受給者証」で、受給者の氏名や住所、保険証の番号などが記載されていました。
毎月1回、この発行業務を担う「心の健康センター」によりますと5月22日、「自立支援医療受給者証」6人分を、通院先ではない別の医療機関3か所に誤送付。翌日、各医療機関から連絡がありミスが判明しました。
誤送付の原因は、宛名ラベルを作成する際の2つの人為的ミスで、▽データベースから郵送する医療機関の情報を引用する際に、別の県にある同じ名前の医療機関を指定してしまったことと、▽患者が記入した申請書の情報を職員がデータベースに入力する段階で、誤った医療機関名を入力していたということです。
センターが確認したところ第三者への情報漏洩はなく、今後はこれまでのダブルチェックに加えて、確認する人数を増やして再発防止に努めるとしています。














