東京電力福島第一原子力発電所の1号機の圧力容器の鉄筋コンクリートの土台が損傷していた問題で、原子力規制委員会はきょう、東京電力に対し、万が一、格納容器に穴があいた場合にどのような影響があり、どういう対策がとれるのか検討することを求めることを決めました。
圧力容器のペデスタルと呼ばれる鉄筋コンクリートの土台については、東電による3月のロボット調査で、内側の壁が全周にわたって損傷し、内部の鉄筋がむき出しになっていることがわかりました。
東京電力では耐震評価などを進めていますが、規制委員会では時間がかかる評価の前に、まず、▼万が一、格納容器に穴があいた場合、環境へのどのような影響があるのかや、▼どういう対策がとれるのかについて早急に検討するように東京電力に求めることを決めました。
規制委員会の山中伸介委員長は委員会後の会見で、「(安全上の)リスクは大きくないかもしれないが、万が一、何かが起きた場合には、どういうことが起きる可能性があって、どういう対処法があるのかということは事前に考えておくべきで、東電に早く答えを出させる必要があると考えた」と述べました。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









