■MLB エンゼルス 4-0 レッドソックス(日本時間24日、エンゼル・スタジアム)

エンゼルス・大谷翔平(28)が本拠地のレッドソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。4打数1安打で打率は.281、レッドソックスの吉田正尚(29)も「2番・レフト」で先発出場。4打数無安打で打率.300、7試合ぶりのノーヒットで連続試合安打は6で止まった。

前日23日(日本時間)は3試合ぶりのノーヒットに終わった大谷は1回の第1打席、レッドソックス先発、B.ベイオ(24)と対戦。4月18日(日本時間)に初対戦して2打数2安打と相性の良かった投手にファーストストライクからスイングをしたが1球目はファウル。カウント1-1から140キロのチェンジアップにタイミングを外された。ファースト正面のゴロとなったが大谷は全力疾走、ピッチャー・ベイオのベースカバーが少し遅れると大谷の足が勝りファーストへの内野安打となった。1塁までの到達時間は約4.1秒で秒速29.9フィート(時速約33キロ)というスピードだった。

3回の第2打席、またも143キロのチェンジアップに泳がされてファースト正面、今度はピッチャーのベイオが全力疾走でベースカバーに入りファーストゴロに倒れた。6回の第3打席は154キロのストレートを逆方向に弾き返したが、レッドソックスのレフト・吉田が素早く反応してランニングキャッチした。

8回の第5打席は2019年に中日で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したレッドソックス2人目、J.ロドリゲス(31)と対戦。カウント1-2から外角低め138キロのスライダーに見逃し三振、大谷は4打数1安打で打率は.281となった。

前日に17度目のマルチヒットをマーク、6試合連続安打中のレッドソックスの吉田は1回の第1打席、初対戦となるエンゼルス先発、G.キャニング(27)、2球で2ストライクと追い込まれたがそこから際どいボールをファウルで粘った。カウント2-2から外角低め144キロのスライダーに当てるだけのバッティングとなりレフトフライに倒れた。

3回の第2打席、153キロのストレートを捉えるもセンターフライ、6回の第3打席、低めのスライダーで厳しいゾーンを攻められ、2ストライクに追い込まれると高めのボール球、150キロのストレートに手が出てしまいレフトフライ。3打席連続で外野フライに打ち取られた。

8回の第4打席、1死一塁で2020年にソフトバンクで活躍したエンゼルス2人目M.ムーア(33)、NPB時代は対戦はなかった。カウント1-0から151キロのストレートを打ったがセカンド併殺打。今季5個目の併殺打、吉田は4打数無安打で打率.300、7試合ぶりのノーヒット、連続試合安打は6で止まった。試合はエンゼルス投手陣が完封リレーで3連勝となった。