岩手県大船渡市で育てられたアワビの稚貝の出荷が24日始まりました。県内や青森県の海に放流され、4年ほどで収穫期を迎えます。
今シーズン初のアワビの稚貝の出荷を行ったのは、大船渡市の県栽培漁業協会です。24日は午前8時半から2.5センチほどに育った稚貝9万6000個を職員らが水槽から取り出し、箱に詰めました。
この稚貝は去年の春に採卵されたもので、1年以上かけて放流に適した大きさに育てられました。
24日出荷された稚貝は山田町の船越湾漁協と三陸やまだ漁協に届けられ、合わせて5つの浜に来週以降放流されます。
県栽培漁業協会は、今年9月までにアワビの稚貝319万個を県内18の漁協と青森県の泊漁協に向けて出荷する予定です。