フグをさばくための資格「ふぐ処理師」の試験に向けた講習会が22日、山口市で開かれました。今年は去年に比べて、参加者がかなり増えたようです。

講習会は「ふぐ処理師」試験を受ける人たちへ向けて、フグに関する授業や実技指導が行われました。
実技指導の様子
「ここのひれのところ、ちょっと外れにくいので、しっかり取ってあげます。こっちも一緒ですね」
毒のあるフグをさばくには、都道府県の認めた「ふぐ処理師」の試験に合格しなくてはなりません。これまでは、3年間の実習経験が必要でしたが、去年4月に廃止され、誰でも試験を受けられるようになりました。

去年の参加者は19人、そのうち女性は1人のみでしたが…今年は42人、女性は7人が参加しました。

下は中学生から、定年退職した人まで、幅広い人が集まっています。
参加者
「いろんな人の選択肢が広がって、とってもいいと思います。フグは奥が深いですよね。同じ魚、種類によって食べられるところが違ったりするところと、おいしさも全然違うので、すごくおもしろい魚です」

なかには、去年mixで紹介した、小学生の挑戦を知って受講した人も。
参加者
「魚が好きで、さばくのも好きなんですけど、フグはなかなか免許がないとさばけないから、取ってみようかなと思って。小学校5年生の子が受けたって聞いてちょっとびっくりして、自分も受けたいなと思って」
主催した山口県調理師団体連合会は、フグに興味を持つ人が増えることで、県全体の活性化につながるのではと期待しています。

山口県調理師団体連合会 福田和正会長
「ふぐ処理師の資格、みんなが受かってもらい、元気な山口県にしてもらえたらと思います」
6月に学科試験が行われ、合格した人は7月の実技試験に挑みます。














