山梨県南アルプス市出身のイラストレーターが太平洋戦争中の甲府市立動物園を描いた絵本を出版し、23日甲府市へ寄付しました。
ウクライナでは今も戦争が行われている中、作者が伝えたい思いとは…


絵本の一文:
甲府の動物園も、戦争が始まるとエサを満足に手に入れることが出来なくなっていき、動物たちは次第にやせ衰えていったんだ。

2023年3月に出版された絵本「甲府の動物園物語」に書かれた一文です。

絵本の主人公は、太平洋戦争中に甲府市立動物園の2代目園長を務めた小林承吉さん。

現代が舞台となり、子どもたちに小林さんが体験した戦時中の出来事を語る形で物語は進みます。


イラストレーター 三井ヤスシさん:
世界でいろいろな暴力の応酬が繰り広げられ胸を痛めることが多いが、普通に生活している甲府も80年前は戦争があってたくさん甲府でも人が死んでいるわけですよね。

こう語るのは、絵本を描いた南アルプス市出身のイラストレーター三井ヤスシさんです。