秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまが23日、宮城県内の震災伝承施設を訪問され、東日本大震災の犠牲者に花を手向けられました。佳子さまが宮城県を訪れるのは、6年ぶりです。

佳子さまは23日午後、石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園を訪れ、花を手向けた後、一礼し、震災の犠牲者を追悼されました。

その後、担当者から震災での被害の状況や市民の復興に向けた活動について説明を受けると、「多くの団体の方が活動されているのですか」などと質問されていました。

また、津波と火災の被害を受けた震災遺構の門脇小学校では、焼け焦げた机やイスが並ぶ教室を見つめながら、震災当時の状況について説明を受けられました。

門脇小で佳子様に説明した石巻市震災伝承推進室 高橋広子主幹:
「言葉を発するよりは息をのんで見られていた。『来て初めて地震・津波の恐ろしさ、火災が起こる恐ろしさを改めて知ることができました、残してくださってありがとうございます』というような話をしていただいた」

佳子さまが宮城県を訪問されるのは2017年以来6年ぶりで、単独での訪問は初めてです。佳子さまは24日、仙台市内で開かれている全国都市緑化フェアの記念式典に出席されます。