サミットの警備にあたった特別派遣部隊は、開催前から長い時間をかけて準備をしてきました。交通や警護の仕事のほか、抗議活動や不審者・不審物への対応など、多岐に渡りました。

群馬県警の警察官(21日)
「渡られますか? こっち? どうぞ、お気をつけて行ってください」

期間中、首脳などが移動する道沿いには、絶え間なく警察官が立っていました。

群馬県警の警察官
「もしかしたら、この先でまた別の交通規制をやっていて、止められてしまうかもしれが、ご了解ください。申し訳ないです」

帽子を落とすと拾って、すかさず渡しに行く姿も…。

また、こちらは、鹿児島県警。

鹿児島県警の警察官
「この中のほうに入ってください」

20日には、主会場がある元宇品の唯一の入口には、急きょ来日したウクライナのゼレンスキー大統領を一目見ようと、たくさんの人が集まりました。

鹿児島県警の警察官
「今、集まっている方、お手持ちの荷物がありましたら、チャックがあったらチャックをして、足元に置いてください。後ろの方が見えませんので、前の人はしゃがんで、後ろの方が見えるようにしてください」

そして、サミットが閉幕…。

21日夜の街では、警察車両の動きが活発になりました。警察官がカラーコーンや柵などの後片付けをしていました。

大阪府警の警察官
「平和に終わって、よかったです」
― お疲れさまでした。
「ありがとうございました」