来月から家庭向けなどの電気料金を値上げする沖縄電力は、来年3月期の純利益が40億円の黒字に回復するとした業績予想を発表しました。

沖縄電力は電気料金の値上げ決定前に『未定』としていた今年度の業績予想を22日に発表し、来年3月の決算でのグループ12社連結の売上高が前期より112億円近く増え2347億円となる見通しを明らかにしました。

当期純利益は40億円の黒字となる予想で、燃料費の高騰を受けて454億円あまりの赤字を計上した前期より劇的な回復です。

国や県の支援を受けて実施する大幅な電気料金値上げが寄与する見立てですが、沖縄電力はRBCの取材に対し「電気事業を安定して継続するためには適切な財務状況を続ける必要がある」としています。