患者に対する暴行の疑いで職員が逮捕された東京・八王子市の「滝山病院」に対して、厚生労働省と東京都などが診療報酬の請求についても適正だったかを調べるため、指導に入りました。

八王子市の「滝山病院」をめぐっては、複数の看護師が患者に暴行した疑いで警視庁に逮捕されていて、東京都が再発を防ぐために病院に改善命令を出しています。

厚生労働省と東京都などは、きょう、滝山病院の診療報酬の請求について適正だったかを調べるため、国民健康保険法などに基づく指導に入りました。

東京都などによりますと、診療報酬の不正に関する情報提供があったことから指導に入ったということで、院長から話を聴くなどして、事実確認を進めるということです。

また、東京都が滝山病院に入院している患者に対して行っている意向調査では、初日(11日)に聞き取りを行った患者24人中、半数以上が病院を出ることを希望したということです。

東京都は調査を継続し、来月頃までに患者全員の意向を確認する予定です。