透き通った見た目から涼を感じる、伝統の「水うちわ作り」が岐阜市で最盛期を迎えています。


岐阜市の長良川沿いにある「住井冨次郎商店」では、明治時代から変わらず、手作業で水うちわを作っています。

細い竹の骨組みに、鵜飼いなどの絵柄が描かれた、雁皮紙(がんぴし)と呼ばれる薄い和紙を貼り、ニスを塗って10日ほど自然乾燥させます。湿度が低く晴れた日にニスを塗ることで、透明な仕上がりになるということです。


(住井一成さん)
「国内もそうですし、外国の方もぼちぼち増えてきた。あおいでもらって余計にさわやかな気持ちになって、夏を乗り切ってもらえればいいなと思う」


水うちわは一本3400円からで、今年は500本作る予定だということです。