―――G7広島サミットの中で行われたウクライナ・ゼレンスキー大統領の記者会見は世界のメディア約90人のみ参加できる限られたものだった。これに参加し、大統領にも直接質問をする機会を得たMBS(毎日放送)の大吉洋平アナウンサーが現地リポート。強いイメージが先行する大統領だが、編集されていない「生のゼレンスキー氏」を30分見た印象を「緩急」と評した。
MBS大吉アナウンサー:平和公園に来ています。私の後ろにはG7首脳および招待国首脳らが花を手向けた慰霊碑があります。昨日まで公園の周辺にはフェンスが張られ、いたるところに警察官の姿があって、一般は入れなかったんですが、今日は午前中から外国人の観光客の皆さんを初め、多くの人がここで時を過ごしています。
4日ぶりに開館した原爆資料館にも、修学旅行生が多く姿を見せていました。けさ改めて行ってみると、小学5年生の女の子が、「人の皮膚がただれている展示がとても怖かった、放射能は恐ろしいものだと学んだ」と、私達に話してくれました。
この平和公園を、きのうウクライナのゼレンスキー大統領が訪れました。大統領は、あちらに見える国際会議場で記者会見を行いました。限られたメディアしか入れなかった会見に、運良く私も入ることができ、ゼレンスキー大統領に直接質問することもできました。