地球をつくるために、まずは大きな発泡スチロールを準備しました。切り出して球体にするのは難しい作業でしたが、世界地図の書き込みは、さらに苦労したといいます。

中尾悠人 さん
「地球儀を見て書いたけれど、大きな発泡スチロールの球体に書こうとしたらユーラシア大陸がで大きくなって、アメリカ大陸がすごく小さくなって、バランスが悪くなったり…」

バラの折り方は複雑です。細かく山折り・谷折り、きれいさにもこだわって作りました。

筒井勇気 さん
「最初は1個の完成体を作るのには3日くらいかかりました。(バラの折り方を)理解するのができなくて、途中まではできるけど、ここが分からんみたいな」

これまで鶴を折ることもできなかったという筒井さんですが、今では…

筒井勇気 さん
「さっきは7分11秒で折りました」

多いときには1人、1日に30個ほどバラを折り続け、貼り付けたバラの数は4000個に!

3か月かけて完成させた「バラの地球」は無事、文化祭での役目を終えましたが…

中村獅良 さん
「G7があるとなって、“平和” という意味では通じるものがあると思って」

サミットでも世界から来る人たちに見てもらいたいと考えるようになりました。その後、外務省などに手紙を書いて、メディアセンターで展示できることになりました。

中尾悠人 さん
「やっぱり簡単には壊したくないと思っていたので、飾られるとなったときはすごくうれしかった」

中村獅良 さん
「1つになっているバラの地球を見てもらって、世界の一体感や『世界が1つになったら美しいよ』と見て感じてもらえたえたらいいな」