豊かな山に囲まれた岩手県西和賀町で、収穫が体験できるワラビ園が22日、今シーズンの営業を始めました。県外からの観光客も迎える4年ぶりとなる通常営業です。
(リポート)
「広大な自然の中で収穫体験ができる沢内天然ワラビ園。あたり一面に天然のワラビが広がっています」
西和賀町沢内の北部、貝沢地区にある沢内天然ワラビ園は、コロナ禍で2020年は休業、去年とおととしは岩手県外からの来場者を制限し営業期間も短縮したため、通常営業は4年ぶりです。
収穫できる「西わらび」は、霜の影響もあり生育が心配されましたが、先週気温が上がったことでぐんぐんと成長しています。
かつて牛の放牧地として使われていた一帯を整備し作られたワラビ園は、今年で開業13年目。大自然の中で自分の手で旬のワラビを収穫できるとあって今では県の内外から多くの人が訪れる人気の観光スポットです。
今シーズンの初日となった22日は、盛岡市や奥州市、宮古市などから大勢の人が訪れ、手にした袋やかごがいっぱいになるまでワラビを摘んでいました。
(訪れた人)
「(ワラビ園には毎年?)うん大体。もう6、7年。ここのワラビはおいしいんだよね。本当に普通のワラビとは違うから」
「(きょうはどちらから?)奥州市です。やっぱりなかなか自分で山に入っては難しいので、管理されている場所でワラビ採り体験ができるのはとてもいいなと思ってます」
「子ども(ワラビが)いっぱい生えていて、なんか冒険みたいで楽しい」
沢内天然ワラビ園は大人1000円で2キロまで収穫することができます。今シーズンの営業は、6月下旬までの予定です。