岩手県遠野市出身の民話研究家、佐々木喜善の生涯をたどる展示会が、岩手県立図書館で開かれています。
これは佐々木喜善が今年没後90年となるのに合わせて企画されたものです。佐々木喜善は東北各地に伝わる民話を文化的な資源として収集した研究家として知られていて、「日本のグリム」とも称されます。民俗学者・柳田國男との出会いによって説話集「遠野物語」の誕生に大きく貢献しました。
会場には著作物や研究を発表した雑誌、関連する貸し出し図書合わせて171点が展示されています。
同じ1933年に亡くなった宮沢賢治のほか、石川啄木との親交を示す貴重な資料も紹介されています。この企画展は7月23日まで開かれています。