イギリスのスナク首相はG7広島サミットの閉幕後に記者会見を行い、ウクライナのゼレンスキー大統領のサミット参加を「歴史的な瞬間だった」と評価しました。

イギリス スナク首相
「ゼレンスキー大統領がこのG7サミットに出席したことは歴史的な意義を持つ瞬間だった」

スナク首相は記者会見でこう述べた上で、G7首脳らとゼレンスキー大統領が肩を並べた姿は「同盟国の結束と、決意を示す力強いメッセージだ」と指摘しました。

また、イギリスがウクライナ軍のパイロットの訓練をこの夏に始めるとした上で、ヨーロッパの同盟国などによるウクライナへのF16戦闘機供与の動きについて、アメリカのバイデン大統領が支持を表明したことで「真の突破口を開くことができた」と評価しました。

そして、原爆資料館への訪問については、爆風でねじれた三輪車や血まみれで破れた学生服などの展示品を見たことに触れ、「深く心を動かされた」と振り返り「ここで起きたことを決して忘れないと決意した」と述べました。