北上川の流域にある岩手県内15の市と町を対象にした大規模な水防演習が21日、一関市で行われました。

 21日は会場となった磐井川河川敷に消防団や自衛隊、国土交通省の関係者、合わせて約2200人が参加しました。
 演習は雨による水位の上昇によって堤防が壊れたという想定で行われました。川の水が堤防を越えないよう土のうを作って積む作業など4種類の水防工法の実演がありました。
 国土交通省は出水時期前の5月を「水防月間」と定めています。大規模な水防演習はこの一環として東北6県の持ち回りで毎年開かれています。参加者たちは万が一に備えて真剣に取り組んでいました。