G7広島サミットに参加していたイタリアのメローニ首相は、イタリア北部で起きた洪水被害への対応のため、21日の会議に出席せず帰国すると発表しました。

イタリアのメローニ首相は、広島市内で21日未明に会見し、北部エミリアロマーニャ州で起きた豪雨による洪水被害に対応するため、G7広島サミットの21日の会議には出席せず帰国すると発表しました。

「困難な時にイタリアから離れていることはできない」と述べ、他の首脳にも伝えたとしています。

イタリアメディアによりますと、エミリアロマーニャ州では大雨が続き、洪水や土砂崩れが発生。14人が死亡するなどの被害が出ています。イタリア政府は23日に閣議を開き、支援策などを決定する予定です。また、会見で、メローニ首相は議長国を務める来年のG7サミットを6月にイタリア南部のプーリア州で開催すると表明しました。