アメリカ軍の空母艦載機E2Dが岩国基地で繰り返し離着陸を行ったのは、陸上での模擬着艦訓練ではないかとして、市民団体が岩国市に訓練を認めないよう申し入れをしました。申し入れをしたのは「住民投票を力にする会」です。会によると、5月16日の日中や夜間に空母ロナルド・レーガンの艦載機、早期警戒機E2Dが、陸上での模擬着艦訓練のときに使用する装置を使い、1時間に40回の離着陸訓練を行っていたとしています。

これは市が認めていない、陸上での模擬着艦訓練FCLPではないかと、岩国市の見解をただしました。市民団体では「激しい騒音を伴わないからと認めてしまうと、なし崩し的に訓練が行われるようになる。何度も離着陸をくり返す訓練は認めないという姿勢を示してほしい」と求めました。

岩国市は「FCLPは硫黄島で行われているので、これは通常の訓練であると在日米軍司令部から国を通じて回答を得ている」としました。また、この訓練の間70デシベル以上が5秒以上続く騒音は測定されなかったとして「騒音や苦情件数など市民生活への影響を考えて対応したい」と回答しました。














