岡山県の総社市と倉敷市の間にかかる川辺橋の橋脚が傾き、通行止めになっている問題で、岡山県の伊原木知事は、「復旧までには数年はかかる」との見通しを明らかにしました。

(伊原木隆太岡山県知事)「元通り、歩行者・自転車の皆さんが通れるようになるまでには、半年・1年ということではなくて、残念ですが数年かかる」
きょう(19日)の会見で明らかにした岡山県の伊原木知事です。


倉敷市真備地区と総社市清音地区の間に架かる川辺橋は、今月7日の大雨があった後に橋を支える橋脚の一部が傾き、道路が波打つなどして現在、通行止めとなっています。伊原木知事は、橋を復旧させる考えを示した上で、現時点で調査が進んでいないことを明らかにしました。

(伊原木隆太岡山県知事)「どれくらい(橋の下の)砂が洗われてしまっているのか、土台がやられているのか、よく分からない。分かっているのは『かなり深刻だ』ということだけ分かっている」

岡山県は、損傷した橋脚部分を撤去する方針を固めていて、上部の道路部分を取り外すなど、出水期前の撤去を目指しています。