ワクチン接種 年齢で接種状況に違い

ワクチンの定期接種が始まったのは、1972年10月1日です。

▼51歳以上・・・未接種の可能性が高い
▼23歳~51歳・・・1回のみの可能性(特例措置対象者を除く)
▼23歳以下・・・2回打っており、ワクチンで免疫を獲得している可能性が高い

では、ワクチン接種の回数により、効果はどれほど変わるのか。厚労省によると、
▼ワクチン接種1回・・・95%程度の人が免疫を獲得
▼ワクチン接種2回・・・1回の接種では免疫が付かなかった人の多くに免疫がつく

となっています。

落語家 立川志らく:
我々の世代は普通にかかってましたよ。はしかと水疱瘡はかかって、これで一生かからないと親に言われて、おたふくかぜだけかかってない。

弁護士 八代英輝:
僕らは子どもの頃、誰かがはしかになると、「何々さんがはしかになったからもらいに行っといで」って言われるような感じでした。

恵俊彰:
俺は覚えてないんですよ。だから抗体をちゃんと調べなきゃ。
先生、ワクチンを1回打っている世代と2回打っている世代とありますが、その方々も抗体検査で分かるんですか?

伊藤院長:
しっかりした抗体がある人は、128倍とか68倍とか、かなり大きな数で出てきますので、微妙であれば打つことを選択するのも良いと思います。抗体価で、ある程度わかる。
ワクチンを打っていても長い期間が経つと抗体が下がってくる方もいますので、ある程度年齢の高い方で、抗体価が落ちていることはあり得ます。

恵俊彰:
師匠のように、感染した経験があるという人は?

伊藤院長:
感染した人はまず大丈夫だと、今のところ言われています。
もちろん免疫抑制剤とかステロイドとか、免役を抑えるような治療をした状態においては、絶対大丈夫とは言えないので、全く注意をしなくていいことはないと思いますが、まずは安心していいと思います。

恵俊彰:
東京都内でも確認されたというニュースを、我々はどう受けとめていけばいいんでしょうか?

伊藤院長:
今、日常の生活を取り戻そうという中ですので、ある程度冷静に受け止めながらも、やっぱり自分の免疫状態の確認をしておいた方がいいと思うんですよね。
感染したことがなくて、ワクチンを2回打っていない人は特に注意だと思います。
1回だけの人も、やはり1回抗体価を調べる。そういう取り組みも、クーポン券を配ってやってはいるんですけど、なかなか全員に追いついていないところもあると思いますので。

恵俊彰:
これを機会に、必要な方はいろいろ調べてみることが大事ですね。

(ひるおび 2023年5月17日放送より)