新型コロナの5類移行に伴い、社会の色々な面で変化がみられます。その一つが教育現場です。多くの制限が緩和され期待が高まる一方で、懸念の声も上がる学校現場を取材しました。
子どもたちが元気に登校しているのは、大分市の東稙田小学校です。学校では、新型コロナが5類に移行した5月8日から、連絡システムを使って毎日、児童の体調を報告する取り組みを取りやめました。
児童の健康チェックは、ひとりひとりの名前を呼び、返事の様子で確認するコロナ禍前の形式に戻りました。
(糸永記者)「教室では2年生が国語の授業を受けています。半数以上の児童がマスクを着用しています」
マスクについては、4月から着用を求めていませんが、多くの児童がつけたままでした。子どもたちに聞いてみるとー。
(児童)「マスクは外したり、つけたりしている」「マスクはいつも通りつけています。1人でマスクを外すのは恥ずかしい」「ほぼ外している。授業しやすくなった」
(大分市立東稙田小学校・栗林正一校長)「マスクを外しなさいという指導はしていません。外しても構いませんと。日に日にマスクを着けていない子が増えてきているが、まだ半分までいかないという感じ」

3年生の体育の授業では熱中症などの観点からマスクを外すよう指導していますが、つけたまま運動する児童もいました。