山形市で16日、自転車シミュレーターを使った交通安全教室が開かれました。命を守るために必要なのは、「危険な交差点に注意」し、「ヘルメットを着用する」ことです。

報告・鈴木竜弘「私の前にあるのは自転車、そして前と後ろに大小のモニターがあります。実はこれ、自転車運転の危険とマナーを確認する自転車シミュレーターです」

自転車シミュレーターは、道路を映した画面を見て、実際にペダルをこいだりハンドルを操作したりしながら、運転時の注意点などを学ぶものです。

16日は、山形地区交通安全協会の役員が、自転車運転の疑似体験を行いました。

普段、小中学校の通学路に立ち交通安全を呼びかけている皆さんも、予期せぬ事故に遭遇したり、急ブレーキをかけたり、緊張の連続だったようです。

参加者「車だとクラクション鳴らしてくれるのでいいが、人が後ろから来ている時が一番わからなかった。音がしないので」

山形警察署管内で去年発生した90件の自転車事故のうち、およそ9割が交差点近くでの出会い頭の衝突などで、自転車側にも違反があったそうです。

警察が、安全確認の徹底とともに呼びかけているのが・・・

山形警察署・石山秀一交通第一課長「努力義務ではあるが、万が一の時に自分の命を守るために、ヘルメットの着用をぜひお願いしたい」