災害時に住民一人一人が避難を行うための行動計画「マイ・タイムライン」についてです。「逃げ遅れゼロ」を目指そうという啓発動画の完成試写会が倉敷市の真備町地区で行われました。


「マイタイムライン」の啓発動画は西日本豪雨での教訓から、「地域で連携して避難を行ってもらいたい」と国土交通省が制作しました。脚本を手がけたのは、岡山県在住の劇作家で、俳優や介護福祉士としても活動する菅原直樹さんです。

動画には、西日本豪雨で被災した住民も出演しています。

(脚本を担当した劇作家 菅原直樹さん)「みなさんの迫真の演技が私が書いたせりふを超えて、すばらしい表現になったんではないかと」


ストーリーは、介護が必要な妻と暮らす男性が地域住民の働きかけで心を開き、マイタイムラインの作成に協力するというもので、「地域のつながりの重要性」を訴えています。

(出演した住民)「私がえらいえらい言って引っ込んどったらだめですわ出て行ってみんなでいろんな話をする」

「習慣というか訓練というかねそれがいざという時に役立つからな、だから非常にいいことじゃないですかね」

動画は、高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所のホームページで公開されるほか、倉敷市真備支所などでDVDが無料配布されます。