災害への備えについて考える防災クイズのコーナーです。防災士の資格を持つ前田唯アナウンサーです。

今月(9月)12日、三重県の四日市市で記録的な大雨が降りましたよね。中心部にある駐車場は地下2階が冠水し、274台の車が水につかる被害が出ました。そこで心配なのが…大雨の際、車を使用しているときの身の守り方です。

その備えについてクイズで考えていきましょう、きょうの問題はこちらです。

【問題】Q.一般的な乗用車が水に浸かった場合、どのくらいの深さを超えるとエンジンが停止してしまうケースが多いでしょうか?
(1)30~50cm (2)70~90cm (3)100~120cm

【答え】正解は(1)の30~50cmです。膝くらいまでの浸水でも、車のエンジンは止まってしまう可能性があるんです。

こちらの映像はJAFが行った、ガソリン車での実験です。

時速40キロで、水深60センチを進むと…エンジンが即座に停止していまいました。ちなみに、ここも覚えておいていただきたいのが…50センチ前後の深さで浸水すると、水圧で、ドアを開けるのに通常の5倍ほどの力が必要になるということです。

人によってはドアを開けられなくなるほどの危険な深さとなるんです。ただ、30cmを超えなければ安心…という訳でもありません。

ちょっとの冠水でも、特にアンダーパスなどは危険性が高まりますので、少しでも危険だと思ったら迷わず迂回するようにしてください。

RSKのホームページ「つながる防災の輪プロジェクト」では、このようなクイズのほか、命を守るためのさまざまな情報を掲載しています。防災クイズのコーナーでした。