2025年度までにインバウンド需要の回復などを目指す基本計画が閣議決定されたことを受け、観光庁が具体的な目標などを事業者らに説明しました。

観光庁と北陸信越運輸局とが合同で開いた説明会には、新潟県内の観光協会や民間の旅行事業者など、およそ50人が参加しました。

【国交省北陸信越運輸局観光部 蝶名林幸雄部長】
「2022年10月に水際対策が大幅に緩和されて以降、インバウンドが堅調な回復の兆しを見せており、この先もより一層の上昇傾向が続くことを強く願っている」

国交省北陸信越運輸局観光部部長 蝶名林幸雄さん

2023年3月に閣議決定された新たな基本計画のコンセプトは、2025年度までに『持続可能な観光立国を目指す』こと。
新型ウイルス禍で大幅に落ち込んだ“インバウンド消費”を、国全体で以前のおよそ5兆円まで回復させていくのが目標です。

国土交通省観光庁観光戦略課課長補佐 田代悠真さん

【国土交通省観光庁観光戦略課 田代悠真課長補佐】
「新潟の食とか佐渡の金山とか、いろいろな独自のところを活かしてしっかりそれぞれの地域でやっていけるように、我々も取り組んでいきたい」

北陸信越地域では、2024年夏にも世界遺産登録が期待される『佐渡島の金山』に観光客を誘致するため、国内外の旅行会社やインフルエンサーなどを対象に今後、視察ツアーを実施する予定です。