来年春の就職を目指す盛岡市内の高校生が15日、「一日ハローワーク所長」に任命され、経済団体に積極的な地元からの雇用を求めました。

 ハローワーク盛岡の1日所長を務めたのは、ともに盛岡市立高校3年の藤原光希さんと阿部光里さんの2人です。どちらも来年春に盛岡地域での就職を希望しています。辞令の交付を受けた2人は盛岡商工会議所を訪問し、積極的な地元からの雇用を要請しました。

(阿部光里さん)
「岩手の未来を担う高校生が地元で活躍できるよう早期の求人提出をお願いします」
(藤原光希さん)
「私たちは生まれ育ったこの盛岡地域が大好きです」「一人でも多くの高校生が盛岡地域に就職できるようにお力添えください」

 ハローワーク盛岡の管内では15日現在、就職を希望する高校3年生656人の83.1%が県内での就職を希望していて引き続き地元志向が高い状態にあります。来年春に卒業予定の高校生を対象とした企業の求人受け付けは来月1日に始まります。