SBCが加盟するJNNでは5月15日からの1週間、SDGsプロジェクト「地球を笑顔にするWEEK」として、持続可能な社会への取り組みをお伝えします。

初回は、アルミ缶で、折り鶴を作る男性をご紹介します。

板金工として60年以上活躍し、病で一線を退いたあとも続ける、廃品を利用した「ものづくり」。

匠の技が作品に生かされています。

輝きを放つ、色とりどりの折り鶴。


材料は、紙ではなく、「アルミ缶」です。

小布施町の涌井昭二郎(わくい・しょうじろう)さん78歳は、10年ほど前から趣味でアルミ缶の折り鶴を作っています。


■涌井昭二郎さん  
「たまたま東急(百貨店)の食堂に飾ってあったのを見て、自分もやってみようかなという感じで始めた。」                        「これまで何羽くらい?」「1000くらいだと思いますけど」

涌井さんは、須坂市の板金加工会社の創業者で、会社では、空調などに欠かせないダクトなどを中心に製造しています。

中学を卒業してすぐに板金の世界に入り、24歳で独立。

2011年に閉館した長野市民会館など、大規模な施設の空調設備なども手がけました。


そんなキャリア60年余りの「板金のプロ」は、どうやって缶の折り鶴を作っているのでしょうか?