「前までは(構えたときに)バットを立てていたが、今はバットを肩に担いでいて、レベルスイングができている。アッパースイングやダウンスイングでは、(打つ)ポイントが1点しかない。レベルスイングをしていれば、どこにボールが来ても、バットの芯に当てられる」
さらに掛布氏は、その変化の真相は【長打力を捨てた勇気】だと見ている。
「アマチュア時代は長打力があったバッターだと思うが、それでもプロでは(ホームランを)20本・30本打てる訳ではないと、自分のバッティングの大きさみたいなものにやっと気づいたんじゃないかと思う。木浪自身が長打を捨てたことで、長いレベルスイングを意識しているんだと思う。」
掛布氏は以前、木浪から「掛布さんのようにレフト方向へ大きな打球を打つにはどうしたらいいですか」と質問されたのだという。こうしたエピソードも交えて、木浪の意識の変化について語り、木浪のこれからの課題として「インコースの対応」をあげた。














