イギリス政府はロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナに対して、長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を供与したと明らかにしました。ウクライナが近く乗り出すとされる反転攻勢に備えるためとみられます。
イギリス ウォレス国防相
「ストームシャドーの使用により、ウクライナは領土内でロシア軍を押し返すことが可能となります」
イギリスのウォレス国防相は11日、下院議会でこう述べ、ウクライナに対し、長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を供与したことを明らかにしました。
「ストームシャドー」はウクライナ軍が保有する戦闘機に搭載することができ、射程が250キロを超え、アメリカがこれまでウクライナに供与した兵器の最大射程およそ80キロを大きく上回ります。
こうした兵器では届かないロシア軍施設への攻撃に使われるとみられますが、ウォレス国防相はミサイル使用はウクライナ領内に限定されるとの認識を示しています。
アメリカCNNによりますと、アメリカ軍の高官は「このミサイルは射程を考慮すると、真のゲームチェンジャーだ」と指摘しているということです。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









