リニア中央新幹線の工事をめぐり、山梨県側から静岡県境付近に向けて実施している「高速長尺先進ボーリング調査」がまもなく静岡県境まで到達することを受け、静岡県はJR東海に対し、県が合意するまでは、県境約300mまでの区間を掘削しないよう、強く求める文書を出しました。
ボーリング調査は、リニアのトンネル工事に伴って、JR東海が地質や地下水の状況を調べるために実施しています。掘削は静岡県境付近まで至るため、静岡県は、地下水が山梨県側に流出することを懸念しています。
JR東海は、県境300m手前の地点で慎重に掘削するとしていますが、まもなくその地点に到達することが見込まれることから、静岡県は5月11日、JR東海に対し、県の懸念を十分に理解し、対話に真摯に対応するよう求めるとともに、県の要請に応えることなく、一方的にボーリング調査を進めることのないよう、改めて要請しました。
4月末に行われた県の専門部会では、ボーリング調査によって湧き出る水が、山梨県のものなのか、静岡県のものなのかという議論が、両者で交わされています。
注目の記事
【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る

ドリフト?公園を暴走し荒らしたのは白のRV車 今も公園は痛々しいまま…一時の快楽で逮捕された男の行為 泥には証拠となるタイヤの痕 町は損害賠償請求も視野(山形・山辺町)
