広島サミットに先駆けて、つい先ほどから新潟ではG7財務大臣・中央銀行総裁会議が始まりました。中継です。

先ほど始まったG7財務大臣・中央銀行総裁会議。最大の焦点は、アメリカで相次ぐ銀行破たんドミノを止められるかです。

鈴木俊一財務大臣
「今回の会議でG7の結束をより一層強固なものにするとともに、世界経済の難局を乗り切るための国際協調を加速させていきたい」

大規模な金融緩和の後遺症ともいえる「急速な利上げ」だけでなく、SNSによる情報拡散やインターネットバンキングによる24時間取引という「環境の変化」が今回の事態を招いたとの声もあり、どこまで具体策に踏み込めるか注目です。

そして、もう一つ世界が注目しているのは、アメリカの債務上限問題です。イエレン財務長官は「債務の不履行に陥れば、経済面、金融面で大惨事を招くことになる」「世界的な景気後退の火種になるだろう」と警告しました。

銀行破たんに債務上限問題、ロシア制裁と世界経済を揺るがす重大問題が山積する中、広島サミットに向け、議長国・日本がどれだけリードできるかが問われます。