山形市の病院では、11日、4年ぶりに看護体験が開かれ、高校生たちが看護の基本を学びました。

この体験会は、5月12日「看護の日」に合わせ、県立中央病院が開いているもので、今回、新型コロナの影響で4年ぶりの開催となりました。
11日は看護師を目指す高校生など30人が参加。教えるのは、現役の看護師です。

看護師「この値を見て、ドクンドクンという音を聞く」
生徒たちも真剣な表情です。
こちらでは赤ちゃんの抱っこの仕方を学んでいます。

看護師「そうやって育てられたのよ。だからお母さんに感謝しないと」
ときには笑いも交えながら命の大切さを学んでいきます。

生徒たちは体温や脈拍、血圧などの測り方やベッドの上で患者の体の向きを変える方法などを学び、医療の現場を体験していました。
参加した高校生「看護師側だけではなくて、患者側も体験することでどういうところに気をつければいいかわかって、とても楽しかったです」
参加した高校生「看護師や助産師になりたいっていう夢を確かにするために参加しました。(発展途上国の)赤ちゃんやお母さんも救いたいと思ってるので、海外と日本の医療に貢献できるような助産師になりたいと思っています」
コロナ5類移行後も引き続き、対応が求められる医療の現場。
命を守る現場へと踏み出そうとしている若い世代に伝えたい思いは。
県立中央病院・阿部さゆり副看護部長「相手の立場に立つ、人の心が分かるというところが大事だと思うので、自分の身を守るだけでなくて患者の身を守る、自分の周りの家族を守ることがすごく大事、気持ちとして大事だと思いますので、そういうところが伝わればいいなと思います」
第一線で活躍する医療従事者から学び、生徒たちも思いを強くしたようでした。















