百十四銀行は、昨年度の決算が増収減益になったと発表しました。増収は2期連続、減収は2期ぶりとなっています。

百十四銀行の昨年度の経常収益は、ドルの金利上昇などの要因で資金運用収益が増えるなど増益となりましたが、経常利益は含み損のある債権を処分したことなどで減益となったということです。

預金残高・貸出金残高ともに前年度に比べ増えています。この決算について綾田頭取は、当期純利益が91億円と当初予想を11億円上回ったと一定の評価をしました。

(百十四銀行 綾田裕次郎頭取)
「数字的には評価できる数字を計上できたのではないかなと思っています」

今年度の見通しについては、22年度の反動が見込まれることや、与信費用の増加を見越して減収減益としています。