遺体が「普通じゃ考えられない温度」だった 死亡時は42℃から44℃前後か
ワクチン接種後の死亡と、40℃を超える発熱の関係に注目する医師がいます。

広島大学医学部の長尾正崇教授。法医学者として、年間100体以上の解剖を行っています。
(広島大学医学部 長尾正崇教授)
「最初に気になったのが、警察が検視をした時に、死体の体温が非常に高かったと。32℃から34℃とかですね。普通じゃ考えられないような温度だった」

通常、検視する段階では時間が経っているため、体温は室温並みの20℃台に下がっています。

しかし、長尾医師が解剖したワクチン接種後に原因不明で亡くなった4人の遺体は、いずれもまだ30℃台でした。
(広島大学医学部 長尾正崇教授)
「死亡時の体温が非常に高かったということです。平熱を超えて、それこそ40℃を超えるような」

長尾医師の研究チームは、4人が死亡した時の体温を、死亡推定時刻からの逆算で、42℃から44℃前後と推定。
遺伝子を解析して、体内で何が起きていたのかを調べました。
