きょう(11日)から始まった「春の全国交通安全運動」で、岡山県でも啓発イベントが行われ、4月から努力義務となったヘルメット着用などを呼びかけました。

「横断歩道を渡ります。事故にあわないように気を付けます。気を付けます」

春の交通安全県民運動の開始に合わせて、JR岡山駅の地下通路でもイベントが行われました。

今年は「歩行者の安全確保」のほか、4月に努力義務化された「自転車のヘルメット着用・安全利用」などを重点目標に掲げています。


このため、自転車利用者への交通指導が昨夜(10日)岡山県内25か所で行われ、岡山市北区の交差点では、警察官が「無灯火」や「並走」などを取り締まりました。

今年4月末時点での自転車が関係する交通事故は285件と、前の年の同じ時期と比べて増えていて、改めて「自転車の交通ルール遵守」を呼びかけています。

(岡山南警察署 江木千尋 交通第二課長)
「自転車も車の仲間になりますので、道路交通法が適用されます。交通ルールをしっかり守って、安全に運転していただけたらと思います」

きのう5月10日時点での交通事故死者数は、岡山県で13人・香川県で14人で、期間中、両県の警察署などが交通安全を呼びかけます。

(岡山県警本部 交通企画課 荒瀬行泰 課長)
「車や自転車、オートバイ、歩行者、それぞれの立場で『自分のこと』として捉えていただいて、事故にあわないように、起こさないようによろしくお願いしたい」

「春の全国交通安全運動」は、きょうから5月20日まで行われます。