「クレジットカード偽造」や「投資詐欺に関与」など犯罪の疑惑も

井上キャスター:
ここまでだと経歴の詐称、嘘をついていたという事にとどまるわけですが、米メディアによると他にも▼選挙資金を不正に使用した疑い▼クレジットカードを偽造した疑い▼病気の犬を助けると称して集めた募金を持ち逃げした▼投資詐欺に関与か、こういった疑惑で少し風向きが変わってきました。
つまり、嘘をついていただけではなくて、犯罪に手を染めていた恐れがあるということです。
では議員ですので、所属政党を含めてどう考えているのか、共和党の対応です。
共和党は「有罪が確定するまで無罪とみなす」 政治的な思惑も

共和党 マッカーシー下院議長:
「米国では有罪が確定するまでは無実とみなす」
井上キャスター:
このように述べ、サントス議員への判断を保留しています。推定無罪という立場をとっているわけです。
早稲田大学の中林教授曰く、「民主党との議席が僅差の中、1票でも票を持つ議員を確保したいという思惑があるのでは」ないかということです。
特にニューヨーク州というのは均衡しているというところがありますので、これで議員を辞められて補欠選挙になるとこの1議席が民主党に奪われるだろうという政治的な配慮から、今は共和党としては動きたくても動けないのではないかという分析なわけですね。