将棋の藤井聡太六冠は10日「王座戦」の挑戦者決定トーナメントの初戦に挑んでいます。8冠制覇に向けて負けられない戦いです。


藤井六冠が史上初、全八冠制覇への道を開けるか。
藤井六冠は将棋の8大タイトルの一つ「王座」初挑戦を目指し、10日から始まった挑戦者決定トーナメントの初戦で、中川大輔八段(54)と対局しています。
先手は振り駒で藤井六冠になりました。

16人が挑戦権を争う、このトーナメント戦で4連勝して優勝すれば、例年9月に開幕する「王座戦五番勝負」への初出場が決まります。
挑むタイトルホルダーは2022年の棋聖戦で挑戦を受けた長年の研究仲間、永瀬拓矢王座(30)です。

史上初の全8冠制覇まで、あと2つとしている藤井六冠。
現在挑戦中の「名人」は開幕から2連勝で七冠達成に大きく前進しています。

残る1つが、この「王座」で藤井六冠がトーナメントを勝ち抜き、挑戦権を獲得すれば、史上初の全冠制覇が視野に入ってきます。
しかし、負ければ即敗退の厳しいトーナメント。
前人未到の八冠へは、この初戦を突破することが絶対条件です。
持ち時間は、それぞれ5時間で10日夜に決着する見込みです。