JR四国は、2022年度のグループ全体の連結決算で、経常利益が2017年度以来の黒字となったことを明らかにしました。保有する土地を売却したことなどが増収の理由としています。

一方、本業の鉄道事業では営業損失が約185億円と赤字が続いていますが、昨年度より18億円改善されています。鉄道運輸収入は約177億円で、新型コロナ前と比べ8割程度まで回復しました。

(JR四国 西牧世博社長)「まだ収益面は厳しさがありますが、回復基調にあって反転攻勢につながる決算だと」

JR四国では、運賃値上げを実施することなどから来年度の鉄道運輸収入は35億円増を見込んでいます。