宮崎市の企業がヤギをレンタルする事業を本格的にスタートさせました。その目的は「除草」、草取りです。
SDGsに貢献しながら、癒やしも与えてくれるとあって、注目を集めています。
去年、宮崎市にオープンした「ヤギパーク」。
家の防虫や家事代行などのサービス業を展開する「DBCトータルサポート」が始めました。
この企業が、先月からスタートさせたのが、「ヤギのレンタル事業」。
その目的は「除草」、草取りです
この日は、宮崎市の住宅にヤギ2頭を貸し出していました。
(三浦功将記者)
「くるぶしが隠れるほどに育っていた草花も、たった一日でここまできれいになりました」
ヤギレンタルの利用者は・・・
(利用者 川崎泰希さん)
「すごく癒されますし、滅多にできない経験ですのですごくうれしいです」
ヤギに草を食べてもらうことで薬剤を使うことなく除草ができるこの事業。
環境に負荷をかけないSDGsを意識した取り組みです。
ガーデニングが趣味だというこちらの利用者も満足しているようです。
(利用者 川崎里香さん)
「こんなにムシャムシャ食べてくれると思っていなくてビックリしている。日頃の(庭の)手入れが大変なので、ヤギの力を借りて、こういうふうにキレイにしてもらえて助かっている」
「DBCトータルサポート」では、これまで、2時間のみヤギの無料貸し出しを行っていましたが、先月からは、ビジネスとして本格的なヤギのレンタル事業をスタート。
料金は、1頭あたり1週間5500円で、運搬費やフェンスなどは別に料金がかかります。
また、ヤギは寂しがり屋のため、2頭ペアで貸し出すことにしています。
1頭当たり1日におよそ10平方メートルの草を食べるため、2頭だと、1週間で140平方メートル分の草を食べてくれる見込みです。
(DBCトータルサポート 川崎益央社長)
「ヤギの自然の力で除草ができれば、地球環境にもすごく優しいし、今後やっぱりヤギを好きな方もどんどんレンタルもヤギを飼う方も宮崎で増えていければSDGsにもかなり貢献できると考えている」
除草という実務的な効果だけではなく、利用者の「癒やし」や「SDGs」にもつながるヤギレンタル。
今後の広がりが注目されます。
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