100点ものロレックス処分するルート持っている組織が背景にあるか

ーー4人は闇バイト、そして使い捨て?
(小川泰平氏)なぜそうだと言えるかというと、100点ものロレックスを処分するルートが普通、考えられません。やはり100点もの、今平均100万円以上するロレックスを処分できるルートを持ってるっていうとある国が、すぐ処分できる場所があるんですけども、そういったところのルートを持っているもの、日本国内にもそういったものがあります。そういったことを考えると個人のグループでそこにたどり着くってことはまず不可能ではないかなと。そういう組織が背景にはあるだろう。ただ、組織が首謀者として直接やらしてるかどうかはわかりません。もちろん指示役がいて、今回1名未検挙、被害品を持ってる者っていうのが最低でもリーダー格であることは間違いない。その上に首謀者・指示役がいて、被害品を処分できる。ルートを持っている者が必ずいるというふうに私は見ています。以前ならそういったものは定価の3分の1ぐらいで売買されていたんですが、今は定価よりも値段が上がっているので、以前とは違って時価300万するロレックスならもっと高く売れてしまう。しかもシリアルナンバーが日本の盗難品だということが及ばない地域ってあるんですね。そういったところで転売されることっていうのは多々あることですね。
ーー犯行に及んだ4人は、16歳の無職の少年18歳の高校生19歳のアルバイト19歳の職業不詳の男ということですが、4人とも横浜に住んでいるということですが、4人の関連性はどういうふうに考えますか?
(小川泰平氏)私は関連性があると思ってます。というのは、例えば闇バイトで募集をかけたにしても、全員ではなくて誰かが募集して、他に仲間いないかっていうのか。もしくは半グレのようなものの付き合いがあって、そこで誘われてきた可能性がある。というのは赤坂の逃走現場まで車にこの4人が乗っていってます。通常ならパトカーから追いかけられる途中で降りてもいいわけです。それを赤坂まで行っているってことはやはり何かしらの関連が容疑者・少年自体に関連があったのではないかなということがで言えるのではと思ってます。今後の捜査は、被害品の時計のシリアルナンバーがありますが、警察には「品触れ」とか、「重要品触れ」というものがあります。全国の質店とかそういったロレックスのオーバーホールをするところとかに全て手配して被害品を探す。あとは防犯カメラ、警視庁には『SSBC』という捜査支援分析センターっていうのがあって、犯行時に白いマスクをかぶっていましたけど、ずっと家を出てからかぶってるわけではないので、犯行の「前足」、ここに来るまでどういう経緯をたどっていたかということで、残りの1名、もしくは首謀者なり指示役の者を反映させていく。
といったような捜査をやっていくだろうというふうに思います。
ーー(清水麻椰MBSアナ)今日は韓国からのテレビ局も取材に来ておりまして、やはり世界的にも有名な観光地ということもあって、きちんとした捜査が必要だと思います。