バレーボール、世界最高峰リーグのイタリア・セリエAで2シーズン目を戦い終えた髙橋藍(21)が10日、日本に帰国した。

髙橋の所属するパドヴァは7日に行われた5位決定戦プレーオフで、モンツァにストレートで敗れ、7位でシーズンが終了。それでも昨シーズン11位からの飛躍に「最後7位でシーズンを終われたところではチーム的にも自信につなげていける部分だと思う」と振り返った。

髙橋個人としても、充実したシーズンとなった。1シーズン目は途中合流だったこともあり、スパイカーとしての出場機会に中々恵まれずわずか3得点に終わったが、今シーズンは開幕前からチームに合流。多くの試合でスタメン出場し、チームをけん引した。

レギュラーシーズンでMVPを3度獲得した髙橋は、得点ランキング13位となるなど結果を残し、存在感を発揮。「今シーズンフルで戦えた事はすごく自分自身にとって得られたものもあったし、多くの内容の濃い経験ができた。自分にとって大きく成長できたシーズン」と笑顔を見せる。

イタリアでのシーズンを終え、今後は国内で合宿を行っている日本代表に合流する。来年行われるパリ五輪の出場権獲得へ、まずは6月に名古屋で開幕するネーションズリーグで世界の強豪に挑む。

【ネーションズリーグ男子 予選ラウンド日程】
■第1週 名古屋大会
6月6日vsイラン 9日vsセルビア 10日vsブルガリア 11日vsフランス
■第2週 フランス大会
6月20日vsカナダ 21日vsキューバ 22日vsブラジル 24日vsアルゼンチン
■第3週 フィリピン大会
7月4日vs中国 7日vsオランダ 8日vsイタリア 9日vsポーランド