10人に1人。これは「産後うつ」になる人の数です。その予防策として期待されている「産後ケア」ですが、それだけでなく、産前から母親の心と体をケアできる施設が鳥取県米子市にオープンします。

記者会見
「お母さんが赤ちゃんに愛情を注ぐように、私たち助産師もお母さんやその家族を抱きしめたいと思って今回"はぐはぐ"という名前にしました」

9日、鳥取県米子市で開かれたのは「産前産後ケアハウスはぐはぐ」の記者発表会。
産前産後の母親や、0歳児を育てる家族をサポートするケア施設として10日オープンします。

土江諒 記者
「はぐはぐの玄関は、なんだか懐かしさを感じますよね。実はここ、元々は古民家なんです」

建物は築55年の空き家をリフォーム。市の空き家バンクに登録されていた物件です。

入口すぐのラウンジでは、ドリンクを片手に赤ちゃんを遊ばせながら、ゆったり過ごせます。

授乳中のお母さんにはうれしいカフェインレスの飲料も。赤ちゃん連れであれば、お父さんもおじいちゃんおばあちゃんも利用OKです。

そして奥に進むと…産後の母親が、体と心をゆっくり休められる寝室があります。

産前産後ケアハウスはぐはぐ 宮田樹里さん
「この畳の良いにおいに囲まれながら、お母さんがゆっくり寝ていただいたら、それだけで少し頑張ってみようかなって思っていただいて、帰っていただけたらいいなと思っています」