都道府県別で「新型コロナウイルスの人口10万人あたりの死亡者」の数を見ると、新潟県は全国で最も少なく、およそ3年間に渡って続いた新型コロナウイルスへの対応は“成功”したとも言えそうです。

県のキーマンに聞く、3つの成功のポイントとは?

2020年2月、新潟県内でも始まった未知のウイルスとの闘い…。

【新潟市 中原八一市長(2020年2月)】
「本日29日、新潟市内1例目となる感染者が確認されたのでお知らせする…」

【新潟県 花角英世知事(2022年1月)】
「まん延防止等重点措置の適用を、国に要請することを決定した…」

多い時で1日あたり4000人を超えた新規感染者数…。
“まん延防止等重点措置”をはじめ、飲食店への営業時間の“時短要請”も出ました。


「人口10万人当たりの患者死亡者数」のグラフを見ますと、新潟県は全都道府県の中で最も少ない19.2人で、最も多い大阪府の4分の1以下となっています。
また「人口1000人当たりの感染者数」も全国で2番目に少なく、飲食店への時短要請の期間が短かったのも特徴です。

いわば、新型コロナウイルスへの対応が“成功”したともいえる新潟県の対応。
そのキーマンとなったのが、県福祉保健部の松本晴樹部長です。

「経済と健康面との両面で一定の成果が出たのはすごく良いことだと思う。まずは死亡者が少なかった、ということは非常に良かった」