今年3月の家計調査では、物価高の影響もあり、2人以上の世帯が消費に使った金額=消費支出は1.9%減少しました。

総務省が発表した家計調査によりますと、今年3月に2人以上の世帯が消費に使った金額は31万2758円で、物価変動を除いた実質で前の年より1.9%減少しました。2か月ぶりの減少です。

大きく減ったのは食料への支出です。物価高の影響などで1.7%の減少となりました。外食が増え、家での調理が減ったことも減少の理由です。

また、教育費が16.7%減少と大きく減っています。家計をやりくりするため、塾や予備校への支出を減らした家庭があったものとみられます。

一方、2022年度の消費支出は前の年度より0.7%増加しましたが、コロナ前の水準には戻っていません。