2 治療はどこでできますか?
広島県感染症・疾病管理センター 桑原正雄 センター長
― 基本的にはどこの病院に行ってもいい?
「基本的にはそういう方向に9月末までにはしたいと。すぐには全部は難しい。徐々に増やしていく、移行期間が今から始まる」

どの医療機関で診察が可能なのかは、広島県のホームページに掲載されています。また、「受診案内・相談ダイヤル」で相談も可能です。
3 医療費負担はどこまで?
広島県感染症・疾病管理センター 桑原正雄 センター長
「コロナの治療薬ってかなり高い薬なので、それを公費として出せる。今までのように全部が、というわけにはいかない。自然に治ることもある、使わなくてもいいという判断を、たとえば(医師が)するかもしれない」

これまでは初診料などを除いて基本的に無料でしたが、5月8日からは、ほかの病気と同じ1割~3割の自己負担となります。ただし、今のところ、9月末までは高額な治療薬など一部の公費支援は継続されます。厚労省の試算によりますと、3割負担の人なら4000円前後となり、インフルエンザと同程度とのこと。ただし、10月以降、もし、この公費支援がなくなれば、自己負担額は3万2000円を超えることになります。
4 感染したら学校・会社は何日休むべき?
広島県感染症・疾病管理センター 桑原正雄 センター長
「基本的に学校は文科省が方針を出していて、5日間ほど休みましょうと。5日間がキーワード」

これまでのような国の「外出自粛要請」はなくなりますが、そもそも感染したか、はっきりしない人は?
桑原正雄 センター長
「コロナかどうかわからない場合は最低限、熱が下がって1~2日くらいは間を置いて、それから仕事に行かれることを考えたらいいんじゃないかと思ってます」
5 「濃厚接触者」ってもう気にしなくてもいい?
広島県感染症・疾病管理センター 桑原正雄 センター長
「濃厚接触者の方をどうするかというのは全くないんですね。それが、5類なんですね。類型が2類から5類に変わった。じゃあ、新型コロナが5月8日に急に変わったのかといったら、全くそうじゃないわけですから。今までのことを生かしながらやらないといけない。いかにしたら人に感染させないか、自分が感染しないかということを考えていかないといけないと思いますね」

また、ワクチンについては今年度は引き続き、自己負担なく接種できるということです。
マスクは? 着用ルール 緩和後に調査
一方で、マスクについて、第一三共ヘルスケアが、全国47都道府県の4700人を対象にことし3月17日~19日に調査したところ、ちょっとおもしろいことがわかりました。