アメリカのIT大手・アップルが4日、今年1月から3月期の決算を発表。iPhoneの売り上げは伸びたものの、2四半期連続での減収減益となりました。

アップルの売上高は、前の年の同じ時期を3%下回る948億3600万ドル、日本円にしておよそ12兆7000億円でした。純利益は3%減の241億6000万ドル、およそ3兆2000億円で、2四半期連続で減収減益となっています。

主力のiPhoneについては、売上高が1月から3月期で過去最高となり、特に新興市場での需要が伸びたということです。一方、買い控えからパソコン「Mac」は31%、タブレット端末「iPad」は13%、それぞれ売上が落ちました。

決算説明会の中では、ティム・クックCEOがAI=人工知能についての考えを問われる場面もありました。

クックCEOは「非常に興味深い」とする一方で、整理すべき問題が多いとして活用については「慎重かつ思慮深くあることが非常に重要」だと指摘しています。